Legacy2
先日に引き続きLegacyのお話。
前回で紹介したLegacy-Zoo、
さらに変化を加えてみようと思い、
何度かのテストプレイとともに、
いくつかの変化を加えた。
その一番大きい変化は下記のカードを加えた事だ。
《闇の腹心/Dark Confidant》
コスト:1黒
クリーチャー 人間・ウィザード
あなたのアップキープ開始時に、
あなたのライブラリの一番上を公開し、そのカードを貴方の手札に加える。
あなたはそのカードの点数で見たマナコストに等しい値のライフを失う。
2/1
エキスパンション:Ravnica レア
フレーバーテキスト:あらゆる犠牲が払われた偉大さ。
これをデッキに4枚投入し、
以下のかたちに変更。
-メイン-
クリーチャー
4《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》
4《スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite》
4《密林の猿人/Kird Ape》
4《番狼/Watchwolf》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
3《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
2《農芸師ギルドの魔道士/Granger Guildmage》
インスタント
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《火葬/Incinerate》
1《火炎破/Fireblast》
ソーサリー
4《Chain Lightning》
エンチャント
4《怨恨/Rancor》
土地
2《Plateau》
2《Savannah》
2《Badlands》
2《Bayou》
3《Taiga》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
-サイド-
4《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
4《古の法の神/Kami of Ancient Law》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《帰化/Naturalize》
Dark-Zoo。
《闇の腹心》でめくれるカードはほとんどが0、1、2だ。
間違うと6が1度だけめくれるが。
デッキ構成:
0マナ:18枚
1マナ:29枚
2マナ:12枚
6マナ:1枚
仮に先攻、
場に土地2枚、1マナクリーチャー1枚、《闇の腹心》1枚、
手札が1マナ3枚2マナ1枚として、
(おおむね手札はこのくらいが平均的であるという仮定)
残りライブラリが
0マナ:16枚
1マナ:25枚
2マナ:10枚
6マナ:1枚
平均ライフ損失率はほぼ1だ。
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》と同じと言っていい数字である。
2マナである分優秀である。
クリーチャーである事は除去されやすさと殴れるという点が、
弱さであり強さであり、だ。
さすがに4色にしたため、デッキバランスが少々不安になったうえに、
《樹木茂る山麓》《吹きさらしの荒野》《血染めのぬかるみ》
の3種のランドから、
どのデュアルランドを持ってくるからシビアになった。
しかし、《闇の腹心》でのドロー加速がとにかく強い。
押しの一手や、足りない土地の補給がしっかりと効く。
もっとも対戦相手もわかっているだけに必ず倒しに来る。
ただ、一枚でもアドバンテージをとれると結構なほどに勝率を変えてくれるので、
十分な役割を果たしてくれると言っていい。
それにやはりギルドランドと違ってデュアルランドは非常に強い。
ライフの損失の心配が全く無いため、
《闇の腹心》でのライフ損失は全く苦にならない。
ギルドランドも相当に強いカードだとは思えるが、
やはり安定したデュアルランドの強さは大きく違う。
そしてちょうどレガシーの大会があり、
石橋正至さんにこのデッキで出場していただいた。
結果は全勝。
第1回戦:黒緑
第2回戦:赤単
第3回戦:《適者生存/Survival of the Fittest》
第4回戦:Salvager
という感じで、
レガシーでもよく見られるデッキを倒しての全勝である。
意外なほどに通用するデッキではないだろうか。
Dark-Zooではなく、ノーマルのZooにした友人が、
同大会において3勝1敗と勝ち越しを見せていた。
フリーデュエルでも実際にあったことだが、
1ターン目《密林の猿人》、
2ターン目《怨恨》×2でアタック。6点。
3ターン目アタックで6点+火力3発。
最速キルは3ターン。
滅多に無いとは思うものだが。
親和やゴブリンを使っているプレイヤーに、
使われてみた感想を聞いてみたが、
「1ターン目に2/2や2/3が出てくるのがきつい。」
「こちらがある程度の速度の動きを見せていないと、
先にライフを削られ、火力で残りライフをきっちりやられる。」
「サイド後ではもっと勝てる気がしなかった。」
「3/3の《番狼》がとまらないと手に負えなくなる。
《怨恨》ついたらもうダメって気がしてくる。」
とのこと。
意外なほどに通用するデッキのようだ。
ここまでやってみて興味が沸いたのは、
白黒赤や白青黒の似たようなタイプのデッキだ。
のんびりと構築してみる事にしよう。
ではまた。