MTGへんてこデッキ紹介その6。

色々なレギュレーションのあやしいデッキを紹介。
今回のデッキはモダン。


クリーチャー11枚
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
4《原始のタイタン/Primeval Titan
3《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout
3《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking

インスタント7枚
2《否定の契約/Pact of Negation
1《殺戮の契約/Slaughter Pact
4《召喚士の契約/Summoner’s Pact

ソーサリー5枚
1《加工/Fabricate
4《花盛りの夏/Summer Bloom

エンチャント2枚
2《集団意識/Hive Mind

アーティファクト5枚
4《精力の護符/Amulet of Vigor
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives

プレインズウォーカー2枚
2《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker

土地28枚
1《森/Forest
1《ボロスの駐屯地/Boros Garrison
1《魂の洞窟/Cavern of Souls
3《宝石鉱山/Gemstone Mine
1《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm
1《グルールの芝地/Gruul Turf
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus
1《カビーラの交差路/Kabira Crossroads
1《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run
1《カルニの庭/Khalni Garden
4《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary
4《シミックの成長室/Simic Growth Chamber
1《処刑者の要塞/Slayers’ Stronghold
1《軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion
3《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge
2《トレイリア西部/Tolaria West
1《ヴェズーヴァ/Vesuva

サイドボード
1《虚空の杯/Chalice of the Void
2《減衰のマトリックス/Damping Matrix
1《真髄の針/Pithing Needle
2《抑制の場/Suppression Field
2《内にいる獣/Beast Within
2《沸騰/Boil
2《紅蓮地獄/Pyroclasm
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog
2《微光地/Glimmerpost


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デッキの約半分が土地。
MTGのデッキの歴史の中では、
時折出てくる、いわゆる「土地デッキ」の1つではあるが、
今回のデッキは少々毛色が違う。
旧ラヴニカブロックにあった、
おかえりランドと呼ばれる2マナ出る土地が10枚も採用されている。
他のランドにもタップインランドが多い。
そして、《精力の護符/Amulet of Vigor》がキーカードだ。

カードの効果は以下。

Amulet of Vigor/精力の護符
コスト:1
アーティファクト
あなたのコントロール下で、
パーマネントが1つタップ状態で戦場に出るたび、
それをアンタップする。
レア

このカードが1ターン目に置けるか置けないかだけのデッキと言ってもいい。
無かったらマリガンしとけと言わんばかり。
これを潰されるとデッキの動きが半壊する。

デッキの動きとしては、

1:初期手札に《精力の護符/Amulet of Vigor》が無かったらマリガン。
 おかえりランドしか無かったら当然マリガン。
 妥協ラインは《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》。
 2ターン目に《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》が出るなら、
 それはそれでスタートする価値あり。

2:1ターン目に《精力の護符/Amulet of Vigor》が置けているなら、
 2ターン目はおかえりランドから
 《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking
 《花盛りの夏/Summer Bloom
 のどちらか。
 《花盛りの夏/Summer Bloom》の場合、最大3枚の土地がプレイ出来る。
 これを利用して、
 おかえりランドの緑マナが出るものをプレイ、
 おかえりランドの場に出た時に土地を1枚戻す効果が誘発。
 おかえりランドは《精力の護符/Amulet of Vigor》でのアンタップも誘発。
 先にアンタップして、マナを出す。
 その後、おかえりランドは自身を戻す。
 これを2回繰り返すと6マナが出る。
 (3回目は1ターン目にセットした土地を戻すでもよい。)

3:6マナから《原始のタイタン/Primeval Titan》を出す。
 《原始のタイタン/Primeval Titan》の誘発で土地を2枚出す。
 これも《精力の護符/Amulet of Vigor》でアンタップ。
 《ボロスの駐屯地/Boros Garrison
 《処刑者の要塞/Slayers’ Stronghold
 まず、この2枚を持ってくる。
 2つともアンタップするので、
 《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》のマナで、
 《処刑者の要塞/Slayers’ Stronghold》の能力を起動。
 《原始のタイタン/Primeval Titan》に速攻と+2/+0がつく。
 
4:《原始のタイタン/Primeval Titan》で攻撃。
 8点ダメージも大きいが、さらに土地サーチ2枚。

と、ここまでの動きが、最速で2ターン目に起きる。
遅れた場合は3ターン目、4ターン目に3~4の手順をする事になる。
この動きをしたらほぼ負けないと言って過言ではないが、
次のターンの《原始のタイタン/Primeval Titan》の攻撃で、
ライフ20点はあっさり削り切る事が可能。
ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》か《処刑者の要塞/Slayers’ Stronghold》で、
足りない分のパワーを挙げて、
軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion》で二段攻撃。
これで終わり。
墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》があるので毒殺も狙える。

また、先手をとっていて、2ターン目までに、
仮に

1《森/Forest》(アンタップで出てくる土地ならなんでもOK)
1《精力の護符/Amulet of Vigor
2《花盛りの夏/Summer Bloom
2《原始のタイタン/Primeval Titan
1《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》(緑マナが出るおかえりランドならなんでもOK)

これらがそろった場合、
2ターン目に《原始のタイタン/Primeval Titan》が2体とも場に出る。
2ターン目にこんな展開が出来たら、
ほぼ勝ちと言ってもいいだろう。

とはいえ、MTGは思った通りに事が運ばないのが常というもの。
こんな動きをしない場合に勝ちパターンがもう1つ。

それが下記のカード。


Hive Mind / 集団意識
コスト:5青
エンチャント
プレイヤー1人がインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、
他の各プレイヤーはその呪文をコピーする。
その各プレイヤーは、自分のコピーの新たな対象を選んでもよい。
レア

これを置いて、
否定の契約/Pact of Negation
殺戮の契約/Slaughter Pact
召喚士の契約/Summoner’s Pact
の3種のうち、2枚も撃てば、
対戦相手はアップキープにマナが払えずに敗北するだろう。
(もちろん1枚でもゲーム終了になることも)
エンチャントで6マナと重たいカードだが、
土地が簡単に並ぶこのデッキならば、
このコストはあっさり払ってプレイする事が出来る。

召喚士の契約/Summoner’s Pact》は
原始のタイタン/Primeval Titan》を探せる事もあり、
相性もとても良い。

この二段構えの勝ち手段で、このデッキはモダンの大会で優勝している。
この時の2位も同タイプだったとか。

一発芸的なデッキではあるので、
精力の護符/Amulet of Vigor》に対策されるだけで、
(1~2ターン目にアーティファクト破壊するだけでよいので。)
かなりのスピードダウンになってしまうが、
それでもデッキの一定の展開力がある。
桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout
野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking
の3枚からの《原始のタイタン/Primeval Titan》の展開につながれば、
基本的には問題はない。
こちらも《原始のタイタン/Primeval Titan》を確実にカウンターされると、
これまた成すすべ無しになってしまうが、
その時は《否定の契約/Pact of Negation》という対抗策が一応ある。
原始のタイタン/Primeval Titan》さえ通れば、
否定の契約/Pact of Negation》の3青青は払う事が可能になる。

デッキを使う際の注意点の1つとしては、
宝石鉱山/Gemstone Mine
氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge
の2枚は気軽に色マナを出して使ってしまおう。
おかえりランドで戻るが多く、出し直しが効く。
それから、
勝ちパターンのうちどれが最速であるかの見極めが重要。
・《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》の毒殺
・《原始のタイタン/Primeval Titan》での殴りきり
・《集団意識/Hive Mind》のコンボ
大きく分けてこの3つ。
この3つのどれが一番勝ちにつながるか、
これをしっかりと見極めたプレイングを心がけよう。

デッキの価格も、
ひどく高額なカードが無いため構築しやすい。
モダンですでにデッキを持っている人も、
2つ目、3つ目のデッキとして構築してみてもいいだろう。

普通のビート系のデッキ等とは違って、
非常に動きの面白いデッキなので、
一度まわしてみると、良い経験になるのではないかと思う。

ではまた。



記事作成日:2013/10/22