EDHデッキ紹介その38(Kozilek, Butcher of Truth/真実の解体者、コジレック)

今回のEDH紹介は茶単(無色単)。
このデッキはSerraの友人のデッキ。


Kozilek, Butcher of Truth / 真実の解体者、コジレック
コスト:10
伝説のクリーチャー エルドラージ(Eldrazi)
あなたが真実の解体者、コジレックを唱えたとき、カードを4枚引く。
滅殺4
(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを4つ生け贄に捧げる。)
真実の解体者、コジレックがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、
オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
12/12
神話レア
———————-
説明不要とも思われるエルドラージのバケモノ。
元祖巨像である《サルディアの巨像/Colossus of Sardia》と比べると、
(別にこれと比べなければならない理由もないのだが)
桁違いの強さを誇る。
サルディは9マナで9/9トランプル。
そしてあとはデメリットのみでアンタップ・ステップにアンタップ出来ず、
アップキープに9マナ払うとアンタップ出来る。
コストが9、
パワーが9、
タフネスが9、
コストが9、
そしてゴハン(9マナ)をもらえないと寝たままで起きる気がない。
わかりやすく言って

9を並べただけのデブである。

一方コジレック大先生は、
10マナで12/12とパワーもタフネスもコストが1つ変わるだけで、
巨大化/Giant Growth》一発分も増えている。
そして、能力もメリットだらけ。
滅殺4だけでも強いのに、
プレイした途端にカードを4枚引ける。
このカードを4枚引ける部分は、”プレイした時”なので、
コジレックそのものをカウンター呪文で打ち消されても、
カードを4枚引く事が出来るという点もとても大きい。
そして、墓地に行っても墓地のカードごとライブラリーに帰るという、
これまた便利な能力も持っている。
これのおかげでEDHのライブラリーアウトデッキが絶望的になった。

過去の時代に比べて、クリーチャーはとても強化されたとはいえ、
これほど強い生物は珍しいと言えるだろう。
(同じセットに同類のバケモノが2匹いるうえに、片方はEDH禁止だが。)
どこかのダークスティール製の11マナの奴が裸足で逃げ出す強さである。


デッキは以下。

ジェネラル:《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth

クリーチャー15枚
荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus
陰極器/Cathodion
ガラクタ潜り/Junk Diver
銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem
カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster
磁石のゴーレム/Lodestone Golem
マイアの戦闘球/Myr Battlesphere
マイアの回収者/Myr Retriever
パラジウムのマイア/Palladium Myr
先駆のゴーレム/Precursor Golem
蜃気楼のマイア/Shimmer Myr
鋼のヘルカイト/Steel Hellkite
Su-Chi
無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre
通電式構成物/Voltaic Construct

ソーサリー1枚
全ては塵/All Is Dust

アーティファクト47枚
アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar
玄武岩のモノリス/Basalt Monolith
爆破基地/Blasting Station
前兆の時計/Clock of Omens
雲の鍵/Cloud Key
連合の秘宝/Coalition Relic
倍化の立方体/Doubling Cube
夢石の面晶体/Dreamstone Hedron
永遠溢れの杯/Everflowing Chalice
探検の地図/Expedition Map
友なる石/Fellwar Stone
砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone
金粉の水蓮/Gilded Lotus
厳かなモノリス/Grim Monolith
覚醒の兜/Helm of Awakening
Jeweled Amulet
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks
ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond
Mana Crypt
魔力の櫃/Mana Vault
記憶の壺/Memory Jar
精神石/Mind Stone
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
オパールのモックス/Mox Opal
虹色のレンズ/Prismatic Lens
三つの願いの指輪/Ring of Three Wishes
ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth
彫り込み鋼/Sculpting Steel
類似の金床/Semblance Anvil
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
シッセイの指輪/Sisay’s Ring
太陽の指輪/Sol Ring
イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah
ストリオン共鳴体/Strionic Resonator
からみつく鉄線/Tangle Wire
スランの発電機/Thran Dynamo
交易所/Trading Post
巻き戻しの時計/Unwinding Clock
ウル=ゴーレムの目/Ur-Golem’s Eye
通電式キー/Voltaic Key
冬の宝珠/Winter Orb
摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone
胆液の水源/Ichor Wellspring
稲妻のすね当て/Lightning Greaves
屍賊の死のマント/Nim Deathmantle
頭蓋骨絞め/Skullclamp
速足のブーツ/Swiftfoot Boots

プレインズウォーカー1枚
解放された者、カーン/Karn Liberated

土地35枚
古えの墳墓/Ancient Tomb
枯渇地帯/Blasted Landscape
ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
ちらつき蛾の井戸/Blinkmoth Well
埋没した廃墟/Buried Ruin
魂の洞窟/Cavern of Souls
裏切り者の都/City of Traitors
水晶鉱脈/Crystal Vein
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
さびれた寺院/Deserted Temple
戦慄の彫像/Dread Statuary
黄塵地帯/Dust Bowl
エルドラージの寺院/Eldrazi Temple
ウギンの目/Eye of Ugin
宝石の洞窟/Gemstone Caverns
幽霊街/Ghost Quarter
山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord
高級市場/High Market
家路/Homeward Path
墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus
海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea
ミシュラの工廠/Mishra’s Factory
Mishra’s Workshop
変わり谷/Mutavault
惑いの迷路/Mystifying Maze
石化した原野/Petrified Field
ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core
ラースの果て/Rath’s Edge
焦土/Scorched Ruins
露天鉱床/Strip Mine
地盤の際/Tectonic Edge
市長の塔/Tower of the Magistrate
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
不毛の大地/Wasteland
演劇の舞台/Thespian’s Stage


———————-
当たり前と言えば当たり前だが、
インスタントは0枚。
無色のインスタントと言えば、
一応《この世界にあらず/Not of This World》がある。
以前は採用していたものの、抜いたようだ。

EDHのようにカードプールが広いと、
茶単でも無限コンボがいくつも搭載可能になる。
このデッキでは、
ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth
玄武岩のモノリス/Basalt Monolith
という無限マナコンボ以外に、

屍賊の死のマント/Nim Deathmantle

アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar
または
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks

Su-Chi
陰極器/Cathodion
マイアの戦闘球/Myr Battlesphere
のいずれか

3枚コンボで無限マナが決まる。
後者の無限マナを《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》で決めた場合、
クリーチャーを生け贄に捧げる手段を兼ねているので、
コジレックをプレイして4枚引いて、
コジレックを生け贄に捧げ、
という手順で、何度もコジレックをプレイしなおす事が出来るので、
ライブラリーをほぼ全て引く事も出来る。
(4枚ずつ引くので最後はピッタリ0か1~3枚残るところで止めないと自分が死んでしまう。)
コンボを《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》で決めた場合のみ、
マイアの無限トークンも出る。
コンボを《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》で決めた場合に、
イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah》があれば、
対戦相手の全てのパーマネントを破壊出来る。
というより、
この無限マナコンボが成立した時に、
場かジェネラル領域にコジレックがいれば、
ライブラリーをほぼ引き切る事が出来るので、
上記の条件はほとんどが成立する。

上記の条件を満たす方法として、
カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》と、
それ以外の適当なアーティファクト6個+4マナで成立する。
手順は以下。

適当な6個のアーティファクトをそれぞれA・B・C・D・E・Fとする。

1.《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》の能力を起動。
 コストとしてA・B・Cを生け贄に捧げる。
 ライブラリーから《前兆の時計/Clock of Omens》を出す。

2.《前兆の時計/Clock of Omens》の能力を起動。
 コストとしてD・Eをタップし、
 《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》をアンタップする。

3.《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》の能力を起動。
 コストとしてD・E・Fを生け贄に捧げる。
 ライブラリーから《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》を出す。
 《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》の能力によりトークンが4体出る。

4.《前兆の時計/Clock of Omens》の能力を起動。
 コストとしてトークン2体をタップし、
 《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》をアンタップする。

5.《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》の能力を起動。
 コストとしてトークン3体を生け贄に捧げる。
 ライブラリーから《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》を出す。

6.《前兆の時計/Clock of Omens》の能力を起動。コストとしてトークン1体とマイアの戦闘球をタップし、
 《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》をアンタップする。

7.《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》の能力を起動。
 コストとしてトークン1体、《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》、
 《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》(または《前兆の時計/Clock of Omens》)を生け贄に捧げる。
解決前に《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》の誘発型能力がスタックに乗るので、
 4マナを支払い、《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》を戦場に戻す。
屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》の能力によりトークンが4体出る。
その後《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》の能力を解決。
 ライブラリーから《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》を出す。


また、
マイアの回収者/Myr Retriever
ガラクタ潜り/Junk Diver

類似の金床/Semblance Anvil
または
覚醒の兜/Helm of Awakening
または
雲の鍵/Cloud Key

アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar
または
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks

でも無限マナ。
こちらも
アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》でコンボ成立した場合は、
コジレックで引き放題。
この無限マナや上記の《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》を使う無限マナの場合、
爆破基地/Blasting Station》があれば無限ダメージも成立する。
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》で無限マナを決めた場合も、
爆破基地/Blasting Station》があればコジレックで引き放題。

他にも無限マナだけならば、
銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem
通電式構成物/Voltaic Construct

3マナ以上出るアーティファクト。
このデッキの場合は、
魔力の櫃/Mana Vault
厳かなモノリス/Grim Monolith
玄武岩のモノリス/Basalt Monolith
スランの発電機/Thran Dynamo
金粉の水蓮/Gilded Lotus
夢石の面晶体/Dreamstone Hedron
などがある。
あとは条件が厳しいが、
倍化の立方体/Doubling Cube
でも成立可能。
この場合の条件は、
倍化の立方体/Doubling Cube》がカーンの能力でクリーチャー化している前提で、
9マナがある事。
3マナで《倍化の立方体/Doubling Cube》を起動、
6マナが12マナになる。
2マナで《通電式構成物/Voltaic Construct》起動、
倍化の立方体/Doubling Cube》をアンタップ。
残り10マナ、以下繰り返しで無限マナ。

その他にも

焦土/Scorched Ruins

さびれた寺院/Deserted Temple

ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth

という無限マナや、

通電式構成物/Voltaic Construct

前兆の時計/Clock of Omens

なんでもいいのでアーティファクト・クリーチャー1体

5マナ以上出るアーティファクト
(《倍化の立方体/Doubling Cube
または多重キッカー5以上の《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》)

でも無限マナが成立。

デッキの大半がマナを生み出す方法になっている構成で、
無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre
荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus
鋼のヘルカイト/Steel Hellkite
マイアの戦闘球/Myr Battlesphere
の4枚とジェネラルぐらいしか攻撃力がない。
しかし、
一度動き出すと非常に爆発力があるデッキで、
へたなデッキでは敵わないくらいの強さがある。

弱点は言うまでもなく、
汚損破/Vandalblast》(超過の時)
無垢への回帰/Seeds of Innocence
粉砕の嵐/Shatterstorm
忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
質素な命令/Austere Command
などのアーティファクト全破壊呪文。
コジレックがいかにドローエンジンを搭載しているカードであろうとも、
やはり全破壊されると、パーマネントを相当な数壊されてしまうので、
高確率で不利になる。
そして対処方法は無し。
対処方法をあえて言うなら
「やられる前にやれ」
という、完全に前のめりのデッキである。
構成や戦略は違えど、
緑単のエルフのような考え方と言っていい。
アーティファクト全破壊ではないが、
沈黙のオーラ/Aura of Silence
盲従/Blind Obedience
の2枚も張られると相当なスピードダウンになる。

この茶単(無色単)は、
EDHという遊び方が確立された初期の頃には、
無色のランドも多くなく、
初期の頃は滅多なことで揃う事もない、
ウルザの鉱山/Urza’s Mine
ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant
ウルザの塔/Urza’s Tower
が採用されていた。
少なくとも自分が見てきた限りでは、
この3種が揃っている光景を見る事は無かった。
ジェネラル候補も《銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem》しか無かったが、
ジェネラル候補も土地も増え、
全てのカードが無色でも戦えるデッキが作れる状態にまでなった。
今後もアーティファクトや無色のランドが増える事によって、
このデッキも多彩な変化をしてくれる事だろう。
普段は多くの人が”色のついたカード”でマジックをプレイしているはず。
たまには一切色の無いカードたちだけで戦うのはいかがだろう?

ではまた。



記事作成日:2013/09/05



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