今月のKその18
記事作成日:2018/09/22 執筆:加藤英宝
今月のK。
ただただ店主の友人の行動を書き綴るだけのこらむなのに、
何故か謎の人気を博しているコンテンツ。
店主「そういや最近近代麻雀をお店に置いて行かなくなった?」
K「見てわからんのか。もう置いてあるわ。」
店主「?!」
本当に置いてあった。
そして今日もなんら変わりなく電車の中で飲んできたらしい。
彼としては平常運転だ。
スタッフ「今日はどんなデッキですか?」
K「普通のデッキ。」
なお、彼が「普通」という単語を使った時に、
それがデッキであろうと、
彼のなんらかのエピソードであろうと、
本当に普通であった試しはない。
本人は「自分は一般人。」と常に言っているが、
少なくとも彼を知っている人が彼を普通と認めた試しは1度も無い。
今回の彼は
赤+無色デッキ。
-クリーチャー22枚-
2《歩行バリスタ/Walking Ballista》
2《作り変えるもの/Matter Reshaper》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
2《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1《映し身人形/Duplicant》
2《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》
3《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》
4《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
1《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
1《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
-エンチャント4枚-
4《血染めの太陽/Blood Sun》
-アーティファクト11枚-
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
3《三なる宝球/Trinisphere》
-プレインズウォーカー1枚-
1《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
-土地22枚-
2《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4《裏切り者の都/City of Traitors》
4《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
3《焦土/Scorched Ruins》
4《山/Mountain》
1《荒地/Wastes》
-サイドボード15枚-
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《抹消/Obliterate》
1《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
1《三なる宝球/Trinisphere》
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1《安全の護符/Amulet of Safekeeping》
1《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》
1《死亡+退場/Dead/Gone》
2《歪める嘆き/Warping Wail》
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《力ずく/By Force》
デッキ製作者のKに直接、
「デッキの制作の意図は?」
とインタビューしたところ下記のような回答が。
-Kの回答-
このデッキの出だしは、《血染めの太陽》を使うって所からスタートした。
現状のレガシーデッキで、《血染めの太陽》の影響を殆どのデッキが受けるので、
高確率で対戦相手はマナ基盤に無理が出てくるはず。
そして《虚空の杯》と《三なる宝球》採用。
《血染めの太陽》下で輝く土地として、《裏切り者の都》と《焦土》を採用。
ついでに《古えの墳墓》と《エルドラージの寺院》も採用してエルドラージ採用。
《血染めの月》をうっかり置かれると死ぬので、基本土地サーチ出来る《真面目な身代わり》採用。
マナは一杯でるので、フィニッシャー多めに《鋼のヘルカイト》採用。
それでも除去枠足りなそうなんで、マナでるからウラモグ&PWウギン採用。
こんな感じでデッキ組んでいったら、エルドラージ+赤単プリズンみたいな感じに仕上がった。
回した感想としては、スタートダッシュに失敗したときのリカバリーが弱いと思った。
なんで、ここから見直すとしたら、
・3~5マナ域の生物増やして、継続的なクロックを作ってプレッシャーかけていく。
・ドロー出来るカード(呪文でもパーマネントでもok)を増やして、
手数を増やしつつフィニッシャーまで粘れるようにする。
どっちかかな。
だいたい3ターン目に10マナからウラモグかコジレック着地なんで余裕。
回答で何度か出た《血染めの太陽》とはこんなカード。
《Blood Sun/血染めの太陽》
コスト:2赤
エンチャント
血染めの太陽が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
土地はすべて、マナ能力でない能力をすべて失う。
レア
イクサランの相克のレア。
フェッチランドは何もできない土地になるし、
《不毛の大地/Wasteland》はマナは出せるが能力起動はできなくなる。
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》もマナは出せるが能力起動はできなくなる。
フェッチランド採用が多いレガシーでは確かにこのカードは刺さる。
自身のデッキでの強みは、
《裏切り者の都》《焦土》がマナ以外の能力を失うので、
《裏切り者の都》→次に土地を置いても生け贄に捧げなくてよい。
《焦土》→セットした時の土地2枚生け贄がない。
と、かなり大きなメリットになる。
さらに2マナ以上出る土地たちが《血染めの太陽》の効果で、
《不毛の大地》から守られている事も大きい。
彼の言っていた3ターン目に10マナからウラモグかコジレックをプレイする方法は、
1ターン目に
《古えの墳墓》or《裏切り者の都》
《水蓮の花びら》or《猿人の指導霊》
から、《血染めの太陽》。
2ターン目に《焦土》セット。
3ターン目も《焦土》セットで合計10マナ。
他にもいくつかルートはあるものの、
結構無茶な事を言っている。
なお、K本人がCardshop Serraの大会でこのデッキを使用している時は、
《磁石のゴーレム》を出して相手を縛りながら、
フルタップ、10マナを払って《真実の解体者、コジレック》をプレイし、
対戦相手に、
「そのコジレック、11マナですよね?」
と突っ込まれていた。
もちろん結果は負けだ。
店主「敗因は?」
K「事故るデッキが悪い。」
店主「それは構築者の問題だと考えたりは?」
K「事故るデッキが悪い。」
店主「多少はプレイングに問題があったと考えたりは?」
K「無いな。事故るデッキが悪い。」
強気である。
まるで、自分でスマホを落として画面を割っているのに、
「落としたくらいで割れるスマホが悪い。」
と言っているような感じだ。
ちなみにこのデッキはとても気になったので、
店主自らデッキを借りて使ってみた。
対戦相手はショーテル。
全く勝てなかった。
店主「このデッキ勝てないよ。」
K「お前が悪い。」
・・・釈然としない。
ではまた。